ハーモニクスは難しい?印があれば実は簡単!

箏の藤崎です。

私なりの箏ワンポイント、お久しぶりになってしまいました。

お箏をやっている方、お箏を全くやっていなくてわけわからないという方にも、写真多めにおもしろく(なるか?)紹介していき、へえー、箏ってこんな楽器なんだー、とちょっとでも知っていただきたい・・・とはじめたコーナーです。
どうぞよろしくお願いします!!

 

前回の1回目は「箏の絃に印をつけるお話」でした。
その続き、2回目は、

 

「ハーモニクスは難しい?印があれば実は簡単!」

です!

 

さて、「ハーモニクス」とは何?
ということで、まずは、その奏法について紹介しますー。

 

ハーモニクス(倍音)は、指で絃にタッチすることにより絃の長さを半分にして、オクターブ上の音を出すことです。

左の箏柱(白いブリッジ)から右の龍角(箏の名称で龍の角に例えられている部分)までの絃の、ちょうど真ん中を指で触れて半分の長さにし、オクターブ上の音を出す奏法です。

こちらです↓

写真は巾の絃をハーモニクスしています。
例えば、実際の巾の音がAだとしたら、1オクターブ高いAの音がでます。

 

ハーモニクスは音がなかなか出なくて難しい、と思っている方も多いのでは?

ですが!

鉛筆をあてるだけでハーモニクスって、音でるんです!

 

これを利用します。

あらかじめ音が出る正確なポイントを探して、色鉛筆で印をつける。
そう、それだけで、

成功率アップですー!(≧▽≦)

 

 

 

それでは実践、

ハーモニクスの印のつけ方です。

もう知っている、という方もいらっしゃると思います。他のやり方もあります。
が、このやり方は知らなかった、というみなさんにぜひ伝えたいです。

 

1、まず、印がつけられる色鉛筆などを左手に軽く(絃の振動を止めないように)持ちます。
(わたしのおすすめ色鉛筆は、以前の私なりの箏ワンポイントで紹介したダーマトグラフです。はっきり濃くつけられます)

2、左手で色鉛筆を絃にあてながら、右手は印をつけたい絃を普通に爪で弾く。

3、このとき、だいたい真ん中に色鉛筆を置き、音を出しながらも右左にちょっとずつずらしていき、ポイントを探す。

 

 

4、ちょうど真ん中、一番響くポイント、ここだ!となったところで、色鉛筆をピッと引く。

5、最後に念のため、消えないようにさらに色鉛筆で印を濃くつける。

 

こんな感じで赤い印が付きました!

 

そして、なんと!

YouTubeにハーモニクスの印をつけている動画をアップしました!
ぜひ合わせてご覧ください。

 

 

ということで、
私なりの箏ワンポイント、2回目でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回も写真、そして動画を撮るのがんばってみましたー!

今回のお話が、何かの参考になったり、お役に立てればうれしいです!

 

次回は、この続き!
ハーモニクスは難しい?コツをつかめば実は楽勝!」

です。
どうぞお楽しみにー。

 

 

 

 

 

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