お箏で音量を出すには、体の使い方。重心迷子状態にならないように。

以前、「お箏で音量を出したい!」について書きました。

実際どうしたらいいの?、、、っていうことで、
今回は実践編を「私なりの箏ワンポイント」でまとめていきたいと思います。

まずはじめに、ちょっとこちらを試してみてください(*^▽^*)

・お箏をまず、一絃=Dの平調子に調絃します。
・お箏の前に座り(椅子でも正座でも)、いざ演奏しようと構えてみてください。
・そして、左手で四絃の強押し(一音の押し手)をしてみてください。

 

結果、どうでしたか??

 

 

 

おしり、あがっています??

 

 

おしりがあがっていなかったら、押し手の動作だけでなく、普通に音を出すときも、もったいないことをしている可能性があります。

 

つまり、体重移動がうまくいっていない。ということです。

 

もしかすると、弾いているとき自分の体の重心がどこにあるのか?、、、を見失っている、重心迷子状態かもしれません!

 

ということで、
お箏で音量を出すには、3つのポイントがあるとわたしは考えます。

1、体の使い方(弾くときの重心、体重移動)

2、爪のあて方(絃に対してどうするか、そして筋肉も使う)

3、音の出る仕組みを理解する(絃を振動させるにはどうするのか)

 

 

 

まず、一つ目。
1、体の使い方(弾くときの重心、体重移動)についてです。

弾くときの姿勢ですが、習いたての頃、きっと先生に姿勢をよく背筋を伸ばして、と言われてると思います。とても大切なことです。

 

しかし、さらに細かく。。。

椅子に座るとき、三分の一程度しか腰掛けない。
(ずっしり座ってしまったら、骨盤が下がって重心が後ろにいってしまうので)

さらに、足に体重がのるようにする。
(そうすると重心が前にいき、お箏を上から見下ろせ、体重がかけやすい)

もし、足に体重がのっていなかったら、椅子に座った態勢からすっと立つことができません。
さらに足の位置も重要です。

 

これらは、何のためなのかというと、お箏は指だけで弾くのではなく、体重を利用して、体の重みで弾くということなのです。
押し手もそうです。体重をうまく利用していないと、指を痛めてしまいます。

 

実感するために、ひとつのアイディアを紹介します。
お箏の口前に右手を置いて楽器に体重をかけながら、お箏の磯をのぞき込んでみてください。

正座のときも同じです。おしりをあげて、磯をのぞいて体重かける練習をしてみるといいと思います。

 

 

生徒さんたちを見ていると、指だけでペラペラ~っとなでるように弾いてしまいます。
そんなときは、ちょっと立ってもらって(正座しているときは、膝立ちで)、本当に体重をのせて一音弾いてみます。
あきらかに今までと音の重みが違うので、「あ!」となります。

大人でも、子どもでも、体重をうまくかけられない、どっしり座ってしまう重心迷子状態だと、その都度話しています。。。

 

長くなったので、今日はここまでにします。
また次回、「2、爪のあて方」を書きます!(*’ω’*)

 

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