先日、2月21日(日)に、「スマイルコンサート keep smiling 」で演奏してきました!
久しぶりの大きなホールでの演奏、コロナ禍ではありますが、いろんな方に支えられ、環境を整えていただき、無事に演奏は終了しました!
感謝しつつ、気持ちよく演奏させていただきました(*´▽`*)
聴きに駆けつけて来てくださったお客さまも、はじめて聴いてくださったお客さまも、本当にありがとうございました。
コンサートの様子は薫風之音ブログに書きましたので、よかったらそちらをご覧ください!
薫風之音ブログにもちょこっと書いたのですが、今回新しい試みがありまして、薫風之音のふたりはドキドキしておりました。
それはですね、、、
なんと!
新しい箏「ハイブリッド箏」ではじめてのステージ演奏だったからです!!
きゃーっ(≧▽≦)
それはどんな箏かといいますと、
「アコースティックモード」(普通の箏として弾く場合)
「エレキモード」(マイク入力がラインで出来、電気信号に変換した音をスピーカーから出す)
この2種類ができるハイブリッドな箏です!
YouTubeの動画でも紹介していますので、よかったらご覧ください。
https://youtu.be/sfDyh3PwSR4
すみません。その前に、、、
箏はあまり大きな音は出ない楽器です。もともとは、広くない日本家屋で内々で楽しむ楽器でした。
なので大きな会場で弾いたとき、特にアコースティックな演奏に適してない会場だったり、本来演奏する場所ではないイベント会場だったり、和楽器以外の楽器とコラボするときなど、いろいろな場面でマイクを使って音を増幅しなければ聴こえない場合が多いです。
もちろん、そんなこと必要なく楽しまれている方、演奏している方も大勢いらっしゃいます。
が、私の場合、薫風之音で活動していくには、そのような場面で演奏することが多いです。
それを踏まえて話をしていきます。
箏は、マイクを使ったときにハウリングがしやすい楽器です。
マイクを使ってスピーカーから大きな音を出すときとても手間が掛かります。
ということで、今回ハイブリッド箏エレキモードではじめてステージで演奏しましたので、
広いホールで、他楽器とコラボ演奏して感じたことを書き留めておきます。
上の写真のようにラインに繋ぎました。
今回のやり方は、エフェクターなしのたぶん一番シンプルなかたちだと思います。
通常(違うやり方もあると思います)、マイクを龍角側の音穴の真下あたりに設置します。
それがまずなし。マイクの設置いりません。
そのかわりに、音穴の中にライン入力のためのコネクターがあり、そこにケーブルを差し込みます。
それをバッファー(プリアンプ)に繋ぎ、その次にダイレクトボックスに繋ぎます。
今回は音響さんがいてくださったので、その後は音響さんにお任せで会場の大きなスピーカーから出るようにセッティングしてくださいました。
まず、音響さんにとても好評でした。
説明したら驚きながらもすぐに理解してくれました。
そして、音響さんのみならず、ピアノ調律師さん、会場関係者のみなさん、主催者さんたちも興味津々!
リハーサル終わったら、箏の周りに集まりみなさんじっくり観察。
でも、ぱっと見は普通の箏なので、どうなっているかわからないんですよー(≧▽≦)フフフ♪
会場に響く音は、自然な箏の音色だったそうです(私はステージで弾きながら生音も含めて聴いてるので、自分の音が客席でどう聴こえるかは正確にはわからないです)
私がステージ上のモニターで聴く音も、自然な音でした。
はじめ1曲弾いてみて、ちょっと物足りない寂しい音だな、と思い、リバーブを深めにかけてもらったら余韻が伸びてよくなりました。
あとは、少しローカットしすぎて低音の響きが薄く迫力が足りなかったかな、と思いました。
これは、今後もっと調整できることです。
ステージ上で弾きながら自分で感じた感覚では、音の粒がはっきり聴こえ、音色は繊細で綺麗に聴こえました。
全ての音をよく拾うので、タッチするときの雑音が少しでも出ると気になります。
そこは演奏者の腕にかかっていると思います。
今まで高い音域に調絃したとき、高音が鳴りにくかったのですが、違いました。
高音が無理なく綺麗に出たので余韻を聴きながら演奏できました。
これはもともとのお箏の作り(かねこ楽器さんの腕)が良いのか、エレキモードにしたからなのか?両方かな。
一番すごっ!、と感じたのは、ハーモニクス奏法です。
私の演奏、薫風之音のオリジナル曲では、ハーモニクスが多いのですが、今回メチャクチャいい音が出た!!
リハでも本番でも、です!
思わず、ハーモニック演奏後、決まった!と自分で(心の中で)うっとりしておりました(*´ω`*)
他楽器とのコラボも問題なくバランスが取れ、箏の音がかき消されて自分の音がわからない、ということもありませんでした。
箏のセッティングをし直す度に、マイクの位置(ちょっとマイクの角度、置く位置がずれるだけで聴こえ方が変わる)を気にしていましたが、その心配がなくなりそれによる音のムラがないのもよいです。
まずはそんなところでしょうか。
今のところ感じたまとめ。
よかった点は、
1、箏の自然な音色で大きい音が出せる
2、ハウリングの心配がない
3、音響さんのセッティングと調整がライン(エレキモード)のほうがスムーズ
4、高音が無理なく綺麗に出る
5、ハーモニクスの音も拾って響いてくれる
6、音が立ってモニターから聴こえやすい
これから研究が必要だと思った点は、
1、余韻の長さ含め、リバーブがどのくらいかけたらちょうどよいのか、客席で聴いてみたい(そしてそれは演奏する会場にもよっていろいろ)
2、低音をもっと重い音で響かせたい(これは自分で調整できると思う)
3、バッファーやダイレクトボックスが足元に置いてあるが、もうちょっと見た目きれいにしたい。
4、ピエゾで拾う場合の弾き方の研究(雑音を減らす爪のタッチ、弾く場所、音色の変化のつけ方)
5、エフェクターを使い、余韻の変化含め、飛び道具的に音を変えたりする試み
まだまだわからないことだらけですので、今後もいろいろ試して勉強していきます!
今日のところはこの辺で。
ありがとうございましたー!!(*´▽`*)
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