アクティブに箏を弾くスタイル。立奏台について、その2。

前回のつづきです。

 

箏の立奏台についてお話ししていました。
次に紹介するのは、、、

 

5、わたしがよく演奏するときのスタイルで、立って弾く、
「スタンディング立奏台」スタイル

まず、呼び方はこれでいいのかよくわかりません。
前回のブログで紹介した、椅子に座って弾く箏の台を「立奏台」とすでに呼んでいるため、本当に立って弾く台はなんて言ったらいいのだろう?「新立奏台」とか?「立つ立奏台」とか??、誰か何か名前をーーー!( ゚Д゚)

とうことで、区別のため「スタンディング立奏台」と呼びます。。。

 

良いところ。
・体重移動がしやすい。
・低い位置の押し手も、すぐに反応できる。
・動きがつけやすく、見た目がアクティブになる!
・立って弾いているほうが、目立つ(ですよね?)

残念なところ。
・高さがあるので、持ち運びにかさばる。
・立って弾くので、身長が違う人に使いまわしできない。(キーボードの台みたいに高さ調節できるものもあります)


こちらが、わたしが使っている「スタンディング立奏台」です。

特注です。
わたしの身長に合わせて作ってあります。
実はヒール(それも結構高め)を穿いて、箏が一番弾きやすい高さになっています。
「よくそんな高いヒールで演奏できますねー」と言われますが、わたしにとって、ここ重要です!!
わたしの身長は160センチなのですが、ドレス着て見栄えするようにと、いつも10センチ~12センチのヒールを穿いているんですー(*‘ω‘ *)
なので、演奏後はいつも足がパンパンで筋肉痛になったり、、、

 

そして、写真でわかるかなー?、前に斜めに傾けてあります。
これは実際、斜めのほうが体重がかかりやすく慣れると弾きやすいということ。

体重がかかりやすいと書きましたが、
「スタンディング立奏台」の場合は、体幹がとても重要になってきます。

動けるし、足の位置が決まってないので、ふわふわした状態だと、体重を利用できず弾きにくいです。
身体の軸をどこに置くかを考えることが必要になってきます。
これは、座って弾くときでも実は同じことなんですが、さらに意識して理解していないと立って演奏はやりにくいかな、と思います。

 

大事な音については、
こちらは横板が反響板になっているので、音が前にいくようになっています。
そしてお箏と同じ「桐」の木で作っているので、意外と軽いんです!!

あとは、、、ピンク色!

立奏台っていうと、生成りか黒なんじゃないかっていうイメージに固まっていたのが、作ってくださった職人さんが「何色にする?好きな色は?」と聞いてくれたのです。
じゃあ、せっかくなので、明るい色、やさしい色でピンク、桜色になりました(≧▽≦)

この立奏台と箏が置いてあるだけで会場が明るく華やかになり、助かっていることもよくあります。
小学校で子どもたちの前で演奏のときなんかも、パステルカラーで柔らかい印象なのでリラックスして聴いてもらえるようです。

 

 

 

そして、もう1台あるんです。
色は定番の黒。

こちらも特注です。
同じくわたしの身長に(ヒールを穿いた状態の)合わせて作ってもらいました。

こちらの特徴は、横の2本の板が二つ折りになります。
そして、箏と十七絃両方に使えるように作ってあります。

 

次の写真は、後ろが十七絃をスタンディング立奏台にのせています。
手前の箏をのせているのは、椅子に座って弾く「反響板付き立奏台」です。

会場、共演者、コンサートの内容により、使いわけています。

 

そして、今回はわたしが今現在使っている「スタンディング立奏台」でしたが、
キーボードの台を利用している方もいらっしゃいますし、他のスチールタイプのものや、また違った特注の凝ったものなど使用している方もいらっしゃいます。

今は、いろんなスタイルで箏が弾ける時代ですね!
楽しみましょうーーー(*´▽`*)

 

あと、「ショルダースタイル」といって、ミニ箏をギターストラップを付けてギターのように弾くというのもあるのですが、これはまた今度??

 

 

 

 

【今後の予定は・・・】
・2019年3月30日(土)
「新潟市ジュニア音楽教室 第15回 スプリングコンサート」
会場:りゅーとぴあコンサートホール(新潟県新潟市中央区一番堀通町3-2)

詳細はACTIVITYをご覧ください。

 

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