箏の奏法でトレモロがあるのですが、教えていると四苦八苦している方が多いです。
なので、今回は「トレモロの奏法」について、久しぶりに、私なりの箏ワンポイントでまとめてみました。
トレモロは人差し指の爪で弾きます。
爪を行ったり来たりさせて音を継続させます。
お箏は、「テン」と弾くとすぐに音が消える減衰楽器です。
なので、トレモロ奏法で唯一、音を継続させることができます。継続、、、ではないか、伸びた音のように聞こえる、かな。
すぐに想像しやすいのは、マンドリンとか大正琴の楽器がトレモロ得意だと思います。
お箏の場合、「テン」と弾く一音だけでとても綺麗だと思うのです。
で、苦手な方は、急にトレモロになったら、必死になり過ぎてチリチリチリ、、、というよりガシャガシャガシャという、音色のことは二の次に聴こえることが多いみたいです。。。
トレモロも美しく、サラリンも美しく決めたいですね(*´▽`*)
で、トレモロのコツです。
1、絃に対して爪を直角にあてる。
イメージとしては、大根(絃)を包丁(爪)で切るときの真っすぐ直角にあてる角度と同じです。
包丁(爪)を斜めにあててもただ抵抗があるだけで切れません。
爪も同じで、斜めのまま(角じゃなく爪の面であたること)絃に対して爪を前後に行ったり来たりさせると抵抗が多くて弾きにくいし、いい音になりません。
2、絃から離さないで行ったり来たりする。
爪を直角にして、さらに角だけを前後に行ったり来たり。そして絃にくっついて離れないつもりで手首を振る。大振りにしないでふり幅は前後同じにします。
3、弾きはじめの方向は、向こうから手前の方向に。(つまり、人差し指で普通に「テン」と弾くときと同じ方向)
この方向からはじめると、出したい拍の頭の音がはっきり聞こえてテンポが乱れません。
意外と、反対方向の裏から弾きはじめる方が多いので、ぜひ、こちらをおススメします!
4、行ったり来たりの前後だけに力を入れず、下にも入れる。
下に向かって力をかけて振らないと、綺麗な音、小さい音でも芯のある音にならないです。
写真で見てみると、、、
スタート。向こう側から手前こちら側へ。
(親指は人差し指にあてて支えます。親指の爪の根本で、人差し指の輪っかのあたり)
絃を通過して今度は向こう側へ戻るところ。
絃を通過しました。
写真だとわかりにくいです。
角使っているように見えないかもですが、角で弾いてます。
そして、声を大にして言いたい。
姿勢も大事ですー!
トレモロのときになると、急に低い姿勢になってる方いらっしゃいます。
×な姿勢です↓
普通に弾いているときの姿勢そのままで弾けますよー。
○な姿勢です↓
弾き姿も大事ですよね(*^▽^*)
鏡でチェックしながら弾いてみるといいと思います。
あ、スマホで動画撮るのもありですね。
ぜひぜひ、試してみてください!
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