箏の藤崎です。
私なりの箏ワンポイント3回目です。
お箏をやっている方、お箏を全くやっていなくてわけわからないという方にも、写真多めにおもしろく(なるか?)紹介していき、へえー、箏ってこんな楽器なんだー、とちょっとでも知っていただきたい・・・とはじめたコーナーです。
どうぞよろしくお願いします。
前回の2回目は「ハーモニクスは難しい?印があれば実は簡単!」でした。
その続きで3回目は、
「ハーモニクスは難しい?コツをつかめば実は楽勝!」
です!
今回は、実際に弾くときのコツをまとまてみます。
それでは、
ハーモニクスを弾くときのポイント!
1、正確な印
まずは正確に印をつけておく。
やり方は、前回書いたお話「ハーモニクスは難しい?印があれば実は簡単!」を参考にどうぞ。
2、タッチの仕方
あらかじめ印をつけたところに、左手の指(どの指でも可能だが、中指か人差し指を多用)をごくかるーく触れつつ、右手の爪で普通に弾く。
べったりと指を置いてしまうと、「びん」という鈍いどんよりした残念な音になってしまうんです~(T_T)
かる~~くタッチするとピーンときれいな透明感のある音になります。
3、弾くやいなやパッとはなす
そして、弾いたと同時に左手の指をはなす。
指を置いたままだと、せっかくの絃の振動を止めてしまうのです。
なので、すぐにはなして絃を振動させ響かせると、きれいな余韻が続きます!
絃の振動にはじかれて指をパッとはなすイメージかな。
ぜひぜひ、試してみてください。
ちなみに・・・
ハーモニクスをよく使う曲で思い浮かべるのは、箏・尺八2重奏の「春の海」です。
楽譜には、絃名の右に8と書いてあります。
8度上の音(1オクターブ上)という意味です。
で、「春の海」はハーモニクスが、八、十、斗、巾の4音も出てくる!
当然ながら4本の絃に印をつけるのは面倒だし大変と思っちゃう。(わたしだけかな)
そんな時には、前回の「ハーモニクスは難しい?印があれば実は簡単!」のやり方で印を付けると簡単に早くできますよー(*’▽’)
そしてそして、
薫風之音のオリジナル曲「月ノ雫」にもハーモニクス出てきます!
一番最後の音が、なんとハーモニクスなんです。
こちらが「月ノ雫」の楽譜です(ネットショップにて販売中)
この最後の巾のハーモニクスは、絶対決めたいところ。
実は藤崎、いつもドキドキして弾いてます( ゚Д゚)
ハーモニクスはとてもきれいな音が出る奏法。
ぜひ、お試しください。「月ノ雫」も弾いてくださるとうれしいです!!
※YouTubeにハーモニクスの印をつけている動画をアップしています。
ぜひ参考までに、合わせてご覧ください!
ということで、
私なりの箏ワンポイント、3回目でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回のお話が、何かの参考になったり、お役に立てればうれしいです!
次回は、調絃するときにかかせない「チューナー」について、書こうかなー、と思っています。
どうぞお楽しみに!
=======================
☆YouTubeのチャンネル登録よろしくお願いします !
薫風之音オリジナル曲とカバー曲をアップしています。
【箏デュオ】なんでもないや/RADWIMPS「君の名は。」
【鬼滅の刃 無限列車編】LiSA 炎
【箏ソロ】裸の心 / あいみょん
YOASOBIさんの「夜に駆ける」
King Gnuさんの「白日」
【鬼滅の刃】のアニメ挿入歌「竈門炭治郎のうた」(椎名豪 featuring 中川奈美)
【鬼滅の刃】OPテーマ、LiSAさんの「紅蓮華」
================
☆ツイッターしています。
箏に関することや全然関係ないことも、ゆるゆるとつぶやいております。
ぜひ、フォローお願いします!
藤崎浩子https://twitter.com/fujisakihiroko
================
☆CD・楽譜はネットショップにて販売中!
こちらから↓
http://isanaweb.cart.fc2.com/
・箏と尺八で弾けるアレンジ楽譜「紅蓮華」
・箏と尺八で弾けるアレンジ楽譜「竈門炭治郎のうた」
================